ボールをつかまえるとは?

今年念願のクラブチャンピオンになったiさん

 

おめでとうございます

 

素晴らしいスイングの持ち主でクラブについての造詣も深いトッププレイヤーです。昨日「ボールをつかまえるとは」ということについてお話ししました。

「ネコちゃん、このクラブ全然つかまらないわ」と言ってZEROに昨日iさんがみえました。

iさんは今年クラブチャンピオンをとったゴルフ侍です。

 

たまにゴルフについてお話しさせていただくのですがとても興味深い話をされます。私も参考になることが多いです。

 

できている人がどう考えてその動きをしているのか

 

(私) iさんはボールをつかまえるという動作はどういう動きをすることだと考えていますか?

 

ん?という顔をされしばし考えた後、切り返してダウンスイングに入ってきたところからアンコッキングの動きをしながら

 

(iさん)こうヘッドをインパクトに向けて戻す動きでやっているけど?戻りきらないうちに当たっちゃうと振り遅れた感じがして・・・つかまらない感が残るね。

 

ということです。こういうやり方でインパクトのアジャスト感を出していると結果のばらつきが多くなりやすいです。

 

こんな提案をしてみました

 

(私)ダウンスイングに入ってきたところでハンドファースト状態をリリース(アンコッキング)するのではなく腕もしくは手の回旋を使ってみるといかがでしょうか?

 

(iさん)

 

インパクト直前、フェースが開いたハンドファースト状態でシャフトを回す動きをやって見せる。

 

(私)その方がアンコッキングするよりフェースの戻りが早いですね。ヘッドの位置の戻りはアンコッキング動作ですが、それとフェースを動かすことを組み合わせてやってみたらつかまる感はまた違った感じでとらえることができるのではないでしょうか?

 

iさんが構えているシャフトを私は持ってインパクト直前・直後のクラブの動き(ハンドファーストローテーション)をやってみました。

 

すると

 

(iさん)これは簡単だな・・・この動きって林から出すときボールが上に浮かないようにするためにやってる。

 

そうです、やってるんですね。

 

(私)でもボールをつかまえることはそのようにクラブを動かすとはイメージしてなかったんじゃないですか?

 

(iさん)・・・・

 

(私)フェースのターンを使うということは開いてインパクトにアプローチしてくることが大切になります。フックボールの防御もヒールから入れてくる感じを大切にするのです。インサイドから押っ付けていくようにスイングするといつまでも解決しません。

 

(iさん)ヒールから入れてくる感じはつま先上がりからのショットの時に気を付けています。

 

(私)ヒールからアプローチしてきてシャフトを回旋する動きでスイングしてみてください。シャフトのトルクを利用するのです。これを

 

自分のタイミングに合ったトルクのクラブにフィッティングすれば

 

もっと精度が上がります。クラブがやることを邪魔しませんから。

スイングがあってフィッティングがある。ということはこういうことです。

 

 

 

延々とゴルフ談議が続きました。

 

最後に

 

いかがでしょうか

PS:自分の行うスイングをした時振り易いと感じるトルクフィッティングはシャフトチョイスとヘッドの重心角フィッティングで行います。